
2022年が始まり早半年、
年始に「今年こそこんなことしようかな、あんなことしようかな」と
立てた計画や目標に何も取り掛かれないまま日々が過ぎていってしまっていませんか?
そして出来ていないのは「自分の意志が弱いからだ・・・」なんて思っていませんか。
決してそんなことはありません。
誰でも出来ます、ただそれを引き出す方法をまだあなたが知らないだけです。
今回はそんな状況を打破する一つのツール、
「マンダラノート」という目標達成シートについてご紹介しようと思います。
これは、野球の大谷翔平選手が実際に使っており、一気に注目を集めました。
大谷選手といえば、「二刀流」で有名ですが、
どれぐらい凄いのかも少しだけご紹介したいと思います。
松井秀喜選手が保持していた日本人メジャーリーガーのシーズン最多ホームラン記録を更新したことは
記憶に新しいのではないでしょうか。
また、高校野球では二刀流選手は珍しいわけではありませんが、
プロ野球での二刀流選手は2003年頃に活躍していたブルックス・キーシュニック選手しかいないようで、
希少性の高い選手です。
元々の才能はもちろん、
彼がここまで活躍している秘訣の一つにマンダラノートの存在があるのかもしれません。
そもそも“マンダラノート”って何なんですかね!?
元々、マンダラ=曼荼羅とは密教の経典を視覚的に表す、
古代インドに起源をもつ図像です。
そして、「マンダラノート」・「マンダラチャート」とは、
目標設定から実現までのプロセスを明確化できるフレームワークです。
強い目標(夢)を中心に置き、周囲9×9の合計81マスに細分化した目標を書き込みます。
マンダラノートは、1987年今泉浩晃氏によって考案されました。
当初は経営者や各種コンサルタントの方を中心に活用されていましたが、
効果が実証されていくにつれ、さまざまな分野へも徐々に広がっていきました。
大谷翔平選手はどんな風に使い、どんな目標を立てていたの?
大谷選手は、高校一年生の時、当時の監督、佐々木氏からの教えによりこのマンダラノートを作成しました。
ちなみに大谷選手は真ん中に「8球団からのドラフト1位指名」を掲げました。
次に、中心に記入した目標の周りの8枠に、その目標を達成するための「要素」を記入します。
大谷選手が実際に書いたのは下記8つでした。
①体づくり ②人間性 ③メンタル ④コントロール ⑤キレ ⑥スピード160キロ ⑦変化球 ⑧運
さらにこれらを達成するための具体的な行動目標を、それぞれ8つずつ記入したのです。
例えば、大谷選手は「運」を高めるための行動として、
①あいさつ ②ゴミ拾い
③部屋掃除
④道具を大切に使う
⑤審判さんへの態度
⑥プラス思考
⑦応援される人間になる
⑧本を読む を掲げました。
「あいさつ」は毎日毎日続けられる行動ですね。
そしてすぐ実行へ移すことができる小さなゴール設定をし、それを積み重ねていく行動指針なのが分かります。
▶“アートディレクター”が考えたノートとを使うと“どうなる!?”
“マンダラノート”作成時のポイント!!
大谷選手がどの様にマンダラノートを書いたのかわかったところで、
自分に合ったマンダラノートを作成していきましょう。
自身でマンダラノートを作る際のポイントは2点です。
①目標と目的の違いを理解しておく ②目標を設定する意味について把握する
まず、①「目標」と「目的」の違いについてです。よく混同されがちですが、正しくは
目標:目的を達成するために必要な「目印」を設定する
目的:最終的に到達したいゴール
となります。
次に、②目標設定する意味についてですが、人がモチベーションを維持するためには、
目標設定が非常に重要です。
目標がないと、途中で「どうして取り組んでいるのか」分からなくなってしまい、
最終的に達成したい目的まで到達できずに終わる可能性もあります。
書く際は、なるべく具体的に、少し高い目標を書き込むようにします。
努力目標も大事ですが、頑張って背伸びをしたら届く目標がベストです。
また、81個のマスが基本のマンダラノートですが、
どんどん派生した場合はマスを増やしていくのも問題ありません。
しかし、減らすのはオススメしません。
なぜならマスを埋めるための要素を考えること自体が、
新しい発想を生み出すチャンスでもあるからです。
なかなか出てこないのは、「足りない」のではなく、今は「必要ない」のかもしれません。
それでもどうしても出てこない場合は、一旦別の要素に視点を変えてみましょう。
▶“アートディレクター”が考えたノートとを使うと“どうなる!?”
“マンダラノート”のまとめ!!
マンダラノートは、目標達成に向けてやることを書くので、
○○が欲しいなど書く欄はありません。(笑)
そして、マンダラノートに限らず、目標達成には目標設定を書けばゴールにはなりません。
あくまでも目標達成の実現が目的です。
マンダラノートを作成したら、作成した状況に満足せず実際の行動に移してみましょう。
いつからでも思い立ったらマンダラノート(マンダラチャート)を作成し目標に向かってやってみませんか?
この『JIB-UP(ジブ・アプ)』では、毎回皆さんのスキルアップの方法や考え方、
グッズを紹介していきます。
ぜひ皆さんのスキルアップや新しい発見の場になることを祈っています。
それでは、次回の更新もお楽しみに。
▶夢を追いかける目標タスク管理ができる「スケジュールノート」はコレ!








