賢くなりたきゃ方眼ノートを!

「方眼ノート」他にも「ドット方眼ノート」もありますが、どちらも最大の特徴は縦横に罫線があることです。一般的な横だけの罫線よりも使い方を自由にできます。
無地のノートこそ自由に使えますが、フリーハンドで書き続けていくのは見返した時に多少のバラつきを感じてしまうかもしれません。むしろ、私なんてまとまりが無くなってしまっています。
方眼ノートのメリットは、「行頭・行間を揃えやすい、文字の大きさを揃えやすい、図形やグラフが書きやすい、余白が取りやすい」といったことが挙げられます。今回は「方眼ノート」についてご紹介させていただきます。

方眼ノートの“効果”!!

実は、方眼ノートを使うだけで以下のような効果があるそうです。“記憶力アップにつながる・ロジカルな考え方が身につく・問題解決能力が高まる・プレゼンテーション能力の強化”などなど、ざっとこれだけでも普段のノートを意識するだけで変わるなら助かりますよね。では、なぜこのような効果があるのかというのを詳しく解説していきます。そもそも、見やすいノート、賢そうなノートにはいくつか共通点があります。
例えば、「誰が見ても見やすいよう、文字のサイズが揃っている・カラフル過ぎず、使用される色が3色に収まっている・余白が充分にある・図やグラフ、絵など文字だけではない・整理して書かれている」これらどれか、もしくは複数当てはまっていることが多いです。確かにあれこれ書かれていたり、カラフル過ぎたり、ノートにびっちり文字だけ書かれたノートは見返しても綺麗なノートだなとは感じづらいですよね。
さて、お気付きでしょうか!?綺麗なノートに当てはまる項目は、方眼ノートを使うだけでスペースを作ったり、図を書いたり、文字のサイズや行間を統一して書くことが出来るのです。では、実際にどういう使い方をしたら、ロジカル脳を強化したり記憶力がアップするのか代表的な2つの使い方をご紹介していきます。

方眼ノートだから“黄金の三分割ノート”!!

まずは、東大合格生や外資系コンサルト会社の人たちが使っているノートの使い方「黄金の三分割ノート」と呼ばれる方法のご紹介です。やり方は簡単。ノートを三分割し、左から順番に「事実」「解釈」「行動」を書き込んでいきます。これだけです。もう少し嚙み砕くと1 事実を整理する 2 その事実からどんなことが考えられるか 3 その考えから何を行動できるか考える。情報を左側から順番に考察することで、視覚的にも整理しやすくなります。
仕事で使う場合は、1 事実:現状の問題点 2 解釈:気付きや課題 3行動:具体的な行動、解決策
商談の場面で使う時は、1 事前に打ち合わせに必要な内容や資料のまとめ 2 打ち合わせ内容 3 打ち合わせ内容の解決策や、新たな問題点。なども良いかもしれません。

方眼ノートだから“コーネル式ノート術”!!

続いては、テストを乗り越えてきた大人の皆さん、絶賛テスト真っ最中の学生の皆さんなら一度は聞いたことがあるかもしれません。「コーネル式ノート術」のご紹介です。これはアメリカの名門コーネル大学の学生のためにWalter Pauk氏が開発したノート術です。今では学生だけにとどまらず、研究機関などでも活用されています。
コーネル式ノートの使い方は、右の大きなスペースに「メモ」、左の細いスペースに「キーワード」、一番下には「要点」を書くというものです。それぞれのスペースのサイズに決まりはありません。従って自分の好きなバランスでフレームを作成していきます。
例えば、授業中に先生が書いた黒板やホワイトボードをノートにとるには、「メモ」スペースに書きます。重要な単語やよく理解できなかった箇所などを「キーワード」スペースに書きます。これは、後で復習する時に役に立ちます。下の「要点」スペースには、復習の意味合いも兼ねて、学んだことを簡潔にまとめてみるのをオススメします。考察や感想を書いてもいいですし、先生が板書こそしなかったけど、実はテストで狙われそうな部分や、ぽろっと言ったところをすかさずメモしておくのも数か月後、もしくは数週間後の自分を助けるヒントになるかもしれません。
余談ですが、筆者も大学生時代、一切板書せず、椅子に座ってひたすらにしゃべり続け、授業の最後に、本当にぽろっと「ここ出ます」って言って立ち去る教授の講義を受けたことがあります(笑)

方眼ノートまとめ

方眼ノートに図やグラフ、イラストを記入していくとノートがそのまま、伝える力の強いプレゼン資料になる場合もあります。日々のノートの取り方で知らず知らずのうちに身に付いていくのは願ったり叶ったりですよね。
大事なのは「再現性」を持たせることです。素晴らしい授業や講義、セミナーなどを受けても受けっぱなしではせっかく学んだことが活かしきれず勿体ないですよね。そんな時、見やすいノートがあれば、思い出したり、受講中は話を聞くこととノートをとることで必死だったかもしれませんが読み直すことで、新たな気付きを発見できることもあるかもしれません。
ほとんどのノート売り場には方眼ノートも販売していると思います。今まで横だけの罫線ノートを使っていた方は、一冊試してみてはいかがでしょうか。
この『JIB-UP(ジブ・アプ)』では、毎回皆さんのスキルアップの方法や考え方、グッズを紹介していきます。ぜひ皆さんのスキルアップや新しい発見の場になることを祈っています。
それでは、また次回。