この回では、イラストレーターのスケジュール管理をしないと納期前にあわてる羽目になったり、プロジェクト自体を忘れてしまったり、最悪間に合わないなんてこともあり。信頼を失いかねないことが起きないように。それらを防ぐためには、「ガントチャートとクリエイトのアイデアやメモ」を併用するのがオススメです。ノートや手帖には日々の細かなメモやアイデアを記録し、クリエイティブなプロセスをサポートします。一方、ガントチャートはスケジュールの中のフェーズをブロック分けすることで、このセクションは何日あるかとかプロジェクト全体のスケジュールを常に把握しながら進行でき、納品までの工程を確認できるます。さらに、タスクの洗い出しと優先順位付けを事前に考える必要があるため、時間を最適に活用できるロードマップとなります。ノートや手帳とガントチャートこれらのツールを組み合わせることでより効果的にプロジェクトを管理しましょう!
1.制作のマインドに重要なこと「プロジェクトの理解と要件の確認」
クライアントの希望を把握し、プロジェクトの目的や目標を理解するのが初期に重要です。クリエイティブな制作を、クライアントとの満足を勝ち取るために必要なステップが“7つ”あります。まずは、1から4までのステップを解説しますね!
・クライアントのビジョンを理解する
・質問を積極的に行う
・視覚的な参考資料を求める
・クライアントのフィードバックを確認する
・要件を文書化する
・クリエイティブな提案を行う
・定期的なコミュニケーションを大切にする
2.イラストを作成する上で重要な「タスクの洗い出し」を解説
プロジェクトの目標を達成するために必要な具体的な作業や手順をリストアップするとタスクが明確になり、効率的に進行できるようになります。タスクの洗い出しは、納期を守るための大切なステップです。
詳しい手順はこちら。
- プロジェクトの目標を理解する
最初にプロジェクトの目的とクライアントの要望をしっかり理解する。これによりどのようなイラストのタッチが必要であるかを把握し、タスクの方向性を決定することができ後々迷わなくてすみます!! - 大枠から細かいタスクへの分解
プロジェクトを大きなタスクに分解し、さらに細かなタスクに細分化する。具体的には、アートワークの制作、下絵の作成、彩色、調整、クライアントへ確認・修正・了解をへて最終納品などのステップに分けます。 - タスクの順番を決める
段取りや制作時間・他の仕事などを考慮して、タスクの順番を決定します。同時進行でも、別の仕事に対応できるタスクにします。クリティカルパスや時間を要するタスクに注意して、スケジュールに反映させましょう!! - タスクの詳細を洗い出す
各タスクに関連する具体的な作業や手順を洗い出す。アートワークの制作にはコンセプトの構築、素材の収集、スケッチの作成、イラストの構図の調整などが含まれるかもしれません。何が必要か、よくシミュレーションしましょう!! - タスクを適切にグループ化する
タスクをグループ化して、作業をまとめることでプロジェクトの進行を効率的に進めるために、同じスキルセットやツールを使い回すことができます!! - タスクの見積を行う
各タスクにかかる時間やリソースや体調不良などのトラブルのことも考え、過度に余裕をみて詰め込まないように注意!!
3.ガントチャートの作成についてのポイント
ガントチャートは全体の見通しを想定し、遅延やリスクを早めに把握することができるため、プロジェクトの成功に向けて重要な役割を果たします。ここでは、数名が関わるプロジェクトを想定していますが、イラストレーターが1人で受注した際にも参考になる内容になっています。
具体的な手順は以下に記載
- タイムラインの作成
ガントチャートでは、日付を記載し、プロジェクトの期間をタイムラインとして表現します!! - タスクの追加
プロジェクトのタスクをガントチャートに追加、タスクは線で繋いで表現され、各タスクの長さはその作業に必要な日時を表します!! - 依存関係の設定
ガントチャートでは、タスクが他のタスクに依存している場合、それを示す線を引くことで、タスクの順序を明確に!! - マイルストーンの追加
プロジェクトを完遂するために重要な節目や納品日などを特別なシンボルやアイコンで示し、プロジェクトの重要なイベントを強調!! - 進捗の更新
実績の進捗と予定の進捗を比較して、プロジェクトがスケジュール通り進んでいるかどうかを確認します!! - リソースの割り当て
ガントチャートでは、各担当者の仕事の負荷やタスクの進捗状況が把握できます!! - グラフィカルな表示
ガントチャートはグラフィカルな表示が特徴で、棒グラフや色分けなどを利用して、プロジェクトの全体像を把握しやすくします!! - リアルタイムの変更
プロジェクトの進行に合わせて、スケジュールを柔軟に調整します!!
4.締め切りの優先順位付けについてのポイント
丁寧な計画と適切なタイムマネジメントを行い、納期を順守することで、満足度の高い成果物を提供することができ、リピーター獲得にもつながります。
具体的な手順はこちら
- 締め切りの重要性を理解する
クライアントやチームと共通の目標を達成するためには、タスクを適切なタイミングで完了させる必要があります!! - 納期に関する要件を明確にする
クライアントが求める納期や重要なマイルストーンを把握し、それを基に優先順位を付けましょう!! - タスクの重要性と依存関係を考慮する
タスクの重要性や他のタスクとの依存関係を考慮して、どのタスクを優先するかを決定します。 - クリティカルパス(作業手順)を特定する
作業手順は、プロジェクトの最短納期を決定するための重要なタスクのシーケンス(順序立て)です!! - スケジュールのリアリティを評価する
タスクの見積もりや実際の進捗状況を考慮して、過密なスケジュールはストレスを引き起こし、クオリティや納期に悪影響を及ぼす可能性があるため、バランスを保つことが重要です!! - クライアントとの調整を行う
締め切りの優先順位付けは単独で決定するものではありません。クライアントと協力し、納期の調整を行うことで、双方にとって合理的なスケジュールを確保しましょう!! - 適切なタイムマネジメントを実践する
タスクを適切な期間に分散し、デッドラインに追われることなく着実に進めるために、タイムマネジメントを実践します。計画的な作業スケジュールを立て、タスクの時間配分を適切に行うことが大切!!
5.進捗のモニタリングについて注意すること
まとめスケジュール管理はイラストレーターにとって重要なスキルです。そこで手帖とガントチャートを活用することで、タスクを整理し、プロジェクト全体を見通すことができます。手帖は細かなメモやタスクリストを記録するのに役立ち、ガントチャートはスケジュールの可視化とタスクの依存関係を明確にします。これらを組み合わせることで、制作スケジュールを効果的に管理し、納期を順守できます。予期しない問題への対応やクオリティの向上、ストレス軽減にもつながり、また、余裕を持たせることで柔軟な時間管理ができ、クライアントとの信頼関係を築くことも可能です。
スケジュール管理が苦手なイラストレーターさんはぜひ参考にしてみてください!これらの方法を実践することで、クライアントや制作チームに迷惑を書けないし信頼が生まれ次の依頼につながると思います。わたしも気をつけたいことです〜依頼を受けたいですもんね♡!
イラストレーターの方、ぜひ役立ててみてください!