
転職・昇給・スキル証明…資格は強力な武器。でもやみくも学習では伸びません。
合格者ほどやっているのが、ノートで「要点・理解・復習」を一冊に集約すること。
ここでは、今日から真似できる9ステップのノート術を紹介します。
① ゴールを明確に(SMART)
資格の範囲・配点(公式サイト・シラバス)を確認
期限・点数目標をSMARTで定義(例:3か月後に○○試験合格・正答率70%)
週次の学習時間・科目配分を決める
マイルストーン:章完了・過去問○回・模試○点 などを日付で設定
ノートの扉ページに「動機・合格後の姿」を書いて、折れそうな時の燃料に
② 章・セクションごとにノートを分ける
目次に沿って見出し→小見出しのレイアウトを固定
1章=2〜4ページを上限に。余白をたっぷり残し、追記しやすく
章冒頭に「頻出マーク」「落とし穴メモ」欄を用意
③ 見出し+要点の“圧縮”
見出し直下に3〜5行で要点を箇条書き
テキストの文言は写さず、自分の言葉で短く
参照ページ・条文番号・図番号を左マージンに
④ 図・表・フローチャートで“構造化”
判別・比較・手順は表/フローに
暗記は相関図・タイムラインで“つながり”に変換
色は最大3色(重要・注意・例外)に限定=復習が速い
⑤ 定義・公式・頻出語を“単語カード化”
ノート右端に用語ミニ欄(定義→一言例)
公式は条件/使いどころもセットで記載
逆向き暗記(定義→用語、用語→定義)で取り違え対策
⑥ 問題→解説→自分の思考を“分離”して書く
左:問題の要点/条件 中央:解法手順 右:ハマりポイント&再発防止
×の理由を丁寧に。正解だけ写さない
似題のタグ(例:#計算 #定義比較)を付けると復習が爆速
⑦ 自分なりの要約・補足
章末に3行要約(何が分かれば解ける?)
現場・実務の具体例やニュースを1つ添える=記憶の“引っかかり”に
関連章とのリンク矢印で知識を横断
⑧ 週次レビュー(スケジュール固定)
日曜30分:理解度A/B/C、弱点TOP3、翌週の重点を決める
間違いノートは同一ページに追記(散らさない)
模試後は得点源/失点源マップをノート見開きに
⑨ 整理と“持ち歩きセット”
試験直前用に**凝縮版(各章1ページ)**を作る
直前は「要点シート+公式+間違いTOP50」だけ持って回す
勉強ツールは固定(テキスト/ノート/付箋/3色ペン/タイマー)
使い分けのヒント(紙×デジタル)

紙ノート:理解・図解・要約・錯誤の記録
デジタル:スケジュール、アラーム、過去問の誤答タグ管理
重要予定や模試日はデジタル通知も必ずセット
よくあるつまずき × リカバリ
写経になってしまう → 章ごとに3行要約から先に書く
ノートが散らかる → 章末に毎回**索引(重要語)**を作る
復習が追いつかない → 間違いタグで“似題だけ”集中的に回す
時間が足りない → 1コマ25分のポモドーロ+5分暗記
まとめ|“合格ノート”は、理解→定着→点数化の設計図
良いノートは、読むだけで記憶が蘇り、手順が再現できる。
今日の1ページが、試験当日の安心に直結します。
まずは1章=2ページから、シンプルに始めてください。








